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夏草のなか透けてみた笑顔ならあげられるものすべてをあげる (天野慶)
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「あげられるものすべてをあげる」って……
すごいですよね……。
「あげられるものすべてをあげる」
誰かに対して、こんな風に爽やかに、
力強い思いを捧げたことなんか、あったっけ?
……と、思いを巡らせてみたところ、
割とすぐに、
「ある」
「ふつうにある」
という回答が浮かび上がってきたので、
自分で自分に驚きました(笑)
というか、これに関しては現在も絶賛進行中ですね。
私が、「あげられるものすべてをあげる」と思っているお相手は……
世界そのもの、です。
この場合の「世界」は、
「神」とか、「仏」とか、「宇宙」とか、
「Life」とか、「Love」とかと、
そのまま同義です。
ある強烈な「願い」が
私のど真ん中に根をおろしていることに気がついたのは
いつのことだったでしょうか。
「世界よ」
「どうか、私を、お使いください」
「すべてを、ささげます」
この、「祈り」にも似た「願い」が、
私をして、いろいろな行動に駆り立てるようになったその頃から、
私は、ようやく、「人生」というものを、
ほんとうの意味で、楽しむことができるようになった気がするのです。
「私が、世界に対して、なにかを要求する」
のではなく、
「世界が、私という存在に求めることを、ただただ、愚直に叶えていく」。
そうしていくうちに、
「私」の範囲がどんどんどんどん拡大していって、
最終的には、「すべてとひとつ」となってしまう……。
これ以上の「しあわせ」を、私は知りません。
だから……
「世界よ」
「どうか、私を、お使いください」
「すべてを、ささげます」
「私と、“ひとつ”になってください」
「ただただ、“ひとつ”であってください」
今日も、祈って、願って、求めて、求められて、
爽やかに、力強く、はたらいていこう。
よい一日を◎